M.S.
メディア事業部門
編成部 編成チーム
2020年入社
もともと映画、芸術、本、ドラマなどクリエイティブなものが好きで、就職活動ではその中でも映画会社を中心に受けていました。好きなものを仕事にすることについて心配する人もいましたが、私自身は逆に好きなことだからこそ頑張れるだろうと思っていました。
入社後2年間は制作現場に近い撮影所事業部に所属。撮影〜ポストプロダクション(撮影後の作業の総称)まで、映画が実際につくられる工程を間近で見ながら、スタッフの方々と関係性を築くこともできました。自分の名前がエンドロールに載ったときには映画会社に入社した喜びを実感しました。
現在はメディア事業部門の編成部に所属し、CS放送「映画・チャンネルNECO」で放送する映画やドラマの買い付けや番組の編成に関する仕事をしています。番組の編成の仕方には一つ一つ狙いがあって、多くの視聴者の方に観ていただけるよう工夫が凝らされています。「映画・チャンネルNECO」は放送する番組の幅も広いので、編成の狙いが分かるようになるとその緻密さに驚きました。私は視聴率の集計や分析も担当していますが、自分が買い付けた番組の視聴率が良かったり、SNSなどで反響があったりすると嬉しいですね。今はまだ異動して間もないので、これからどんどん買い付けや編成の経験を積んでいきたいと思っています。メディア事業部門では日活の作品に限らず他社の作品も扱うことができるので、他社作品も含めて劇場公開後の二次利用についてビジネス的な感覚を養うことができるのは今の部署ならではだと思います。
仕事をする中で感じるのは、日活には本当に良い人が多いということ。困ったときや悩んだときに寄り添ってくれる人がたくさんいます。それでいて個性のある人たちばかりで、好きな映画一つとってもメジャーなヒット作が好きな人からミニシアター系の作品が好きな人まで、話していて飽きません。そんな環境なので、仕事をしていて自分と違う考え方に出会うことはすごく多いと思います。私が大切にしているのは、そういった違いを否定するのではなくてちゃんと立ち止まって理解することです。仕事に関しても向き不向きはやってみないとわからないと思っていて、現在担当している視聴率を分析する仕事も、数字に苦手意識を持っていたので、はじめはあまり乗り気ではありませんでした。でも実際にやってみたら面白くて、日々自分をアップデートできているなという感覚があります。
映画は今、作品の内容も視聴方法も視聴者の好みも多様化していて、それに合わせてわたしたちも変わっていかなければならないと考えています。この先、映画の未来がどうなっていくのかについてはまだ明確な答えは出せませんが、それを創っていくのは間違いなく私たちの世代で、私たちが映画業界を変えていくと思うとワクワクします。そこに自分がどのようにアプローチできるか考えていきたいと思っています。
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