W.Y.
映像事業部門
配給宣伝部 営業・宣伝チーム
2018年入社
幼いころから毎日家族で映画を観る環境で育ち、映画製作を学ぶために大学でも映画を専攻していました。前職では動画配信サービスの会社で自社サイトの運営やコンテンツの調達に関する仕事をしていましたが、ずっと心残りだった映画会社で働きたいと思い、日活に中途で入社しました。日活に入社を決めた理由はシンプルに日活の作品が好きだったからです。
また配給宣伝部の仕事の、劇場に映画を上映してもらえるよう自ら自社作品を提案する、映画をプロモーションしてより多くのお客様に知ってもらう、という2点が自分がやりたかったことと重なりました。
配給宣伝部には主に三つの業務があります。一つ目はお客様に映画を知ってもらうために様々なプロモーションを行う宣伝業務、二つ目は興行会社に映画を上映してもらえるよう交渉する劇場営業の業務、そして三つ目は配給・宣伝に関わる契約や経理を担う業務です。
私は劇場営業を担当しています。劇場営業は作品のターゲットにあわせて公開日とメインとなる映画館を決めていくところからスタートし、それが決まったら各興行会社と交渉を進めていきます。より多くのお客様に鑑賞していただけるよう、期間、回数、スクリーンを交渉して上映の環境を整えます。自分が担当した作品が劇場で上映されるのは嬉しいし達成感がありますね。多くの方に鑑賞いただき、劇場の方にも喜んでいただけるとやりがいを感じます。また、興行会社の方は皆さん映画が大好きで、そんな映画業界の方々と一緒にお仕事をして色々教えていただけるのは自分にとって貴重な時間です。大型のシネコンから地方の劇場まで、様々な特色がある劇場とやり取りをさせてもらえるのもこの仕事の魅力だと思います。
配給の仕事では旧作から新作まで多様なジャンルの映画に携わります。入社してすぐに旧作の配給を担当していた頃、他部署の方から、ある俳優さんを特集したBlu-rayのリリースを検討しているというお話がありました。それをきっかけに劇場でもその俳優さんを特集した上映をすることにして、さらにご本人からコメントをもらいましょうというお話も出てきて。膨大な作品数がある中で他部署と連携を取りながら売り上げの相乗効果を図ることができるのは日活の特徴だと思います。
それに日活は社員のアイディアを尊重してくれる会社だと感じます。社員の提案で当初予定していなかった作品を配給したり、それがまた別の作品の配給に繋がったり。熱量を持った社員が多く、誰もが挑戦できる会社だと思います。
新型コロナウイルスをきっかけに映画を取り巻く環境は大きく変わりました。映画会社は「この映画は絶対に映画館で観たい」と思ってもらえるような作品を作っていかなければいけないし、映画以外のコンテンツにも積極的にチャレンジしていく必要があると思います。
その他にも特集上映や応援上映などの企画上映の取り組みの強化など、ただ映画を観るだけでなく、映画館で得られる特別な「体験」をお客様に届けていきたいです。
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