I.K.
映像事業部門
企画編成部 企画チーム
2021年入社
就職活動では、「とにかく映画に関わる仕事がしたい」ということを一番に考えていました。学生時代に自分でも映画を製作していて、才能のある作り手の方々と出会う機会に恵まれたことで、「今後はそんな人たちが映画を撮り続けられるよう手助けをしていきたい」と思うようになりました。日活に決めたのは、様々なサイズの作品を扱っていることに魅力を感じたからです。映画が好きで旧作もよく鑑賞していたので、日活の歴史=日本の映画の歴史という中に自分が一員として加わることができるというのも魅力的でしたね。旧作を修復して世界に出す流れがある中、過去のアーカイブを豊富に持っていることも日活の強みだと思いました。
入社後2カ月間の新入社員研修を経て、映画を企画・製作する企画編成部 企画チームに配属になりました。現在は主に、アシスタントプロデューサー業務を担当しています。具体的には、作品が生まれるところから始まり、監督や脚本家のブッキング、脚本づくり、キャスティング、撮影、劇場公開、二次利用まで、作品の最初から最後までの全てを担うプロデューサーをサポートすることが仕事です。
プロデューサーの仕事はクリエイティブなことが中心だと思っている方も多いですが、製作する上で問題や障害になりそうなことを一つ一つクリアにしていくのが一番大きな仕事だと思います。例えば、私が今アシスタントプロデューサーとして担当している作品では、海外企業のコンテンツが登場するシーンがあり、その許諾を取ることが必要になりました。問い合わせ先が分からないところからスタートして何とか連絡先を入手したり、許諾を得るために脚本を英訳したりと、決まったやり方が全くない中での対応でした。大変だけど、自分はとにかく映画が好きで映画の役に立っているというのが嬉しくて、楽しみながら進めていました。
今の部署に配属されたときに改めて感じたのは、日活はとてもチャレンジしやすい環境だということです。自分のような若い社員が企画の部署に配属されるというのは他社ではあまり聞いたことがなくて。企画の部署に所属していないとできない経験をたくさんさせてもらっています。初めて撮影現場に参加した際、撮影に関するお金のこと、映画ができる工程のこと、撮影した映像の編集作業から劇場で上映されるまでのこと、それらを肌で感じることができたのはとても貴重な経験でした。そのような経験を積めたことは自分にとって非常に大きかったと感じています。
まずは自分の企画を成立させ、プロデューサーとして人々が観たいものとクリエイターがつくりたいものが両立するような作品を手掛けていきたいです。その中で、映画が今後もビジネスとして成長し続けられる道を見つけたいと思っています。
映画づくりでは、映画が好きな人はもちろん、映画以外のエンタメや、ファッションでもラジオでも、「自分の好きなものを持っている人」が活躍できる場面がたくさんあります。また、今後の業界の成長のためには、今までの映画にない発想を持っている人も必要とされていると思います。自分の“好き”を活かして仕事をしていきたい方と一緒に働けることを楽しみにしています。
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